キャンプ地

ゲームについて好きなように語る場所。ネタバレ配慮なし。

OZMAFIAについていろいろと(2)

備忘録としていろいろと思ったことを書いていくシリーズ。

各キャラへの感想その①

初見時やフルコンプ後などに抱いた各キャラクターへの感想と、ルートについて思うことを少し語ったりするのが今回のテーマ。

固有の立ち絵があるキャラについて、3回に分けてちまちまと感想を。

また、私の好みもいろいろありますし、私自身の好みでないキャラや要素に対しては手厳しいコメントもあります

それで気分を害された方にはすみません。

今回はオズ、グリムについて書きました。

以下よろしくどうぞ。

 

カラミア

めちゃくちゃいい声ですね……というのが最初の印象。いい声ですね。

カラミアってオズマフィアにおける王道キャラルートってことでいいんでしょうか。

フーカちゃんを保護者よろしく見守っていてくれているところがすごく好印象です。モンペおばさんも振り上げた拳を下げた。

もちろんファミリーのボスとして厳格な決断を下すためにフーカに何かを強いることはある。

けれどそれが終わってしまえば破顔してフーカちゃんをフォローしてくれるところを見ると、おのれは優しく包み込んでくれる穏やかな秋の日の太陽か……?

ただよくありがちな、あいつは良い奴だよな! 止まりの男友達ポジションがよく似合うのも王道のカラミアだったり。

恋愛に関しては一歩引いた態度をとるけれど、その一歩を踏み出してさえしまえばどこまでも相手を求めてしまうところはまさに獣って感じがしますね。

私的、フーカちゃんが結婚する場合に安心して預けられる優良物件第1位です。

 

キリエ

顔が良いなと思って最初に攻略したのが懐かしい。

今ではその小気味良い台詞回しがオズマフィアで推してゆける魅力だと思います。

他ルートでもキリエが出てきて何かしらの言葉を発するだけでテンション上がりますね。

彼の性格については、ほんとにこいつはぁ……となる。

が、真相を知った後で彼についてあれこれ考えを巡らせてみると、その欠点を覆せるほど魅力がつまったキャラクターだと思います。他に類を見ない。

キリエについては思うところが本当にいろいろとあるので後日個別に書き残したい。

ただし私は容赦なく相手を言葉で追い詰める彼が好きであって脳なしキリエは好きじゃないので語ることはないです。

私的、オズマフィア中で最も、あ~(いろいろ思うところがあるゆえに)好き……となる男性キャラクターです。

 

アクセル

ここでもすこし言っていましたが、アクセルに対してはあまりいい印象がない。そもそも記憶もあまりない。

というのも、あまりにも奥手すぎるというか、私自身が眼鏡キャラを好きではないというか、寡黙は美徳たりえないというか。

他のキャラに比べると気持ちが入らなくておざなりなプレイになってしまった。

アクセルがもっと自分の気持ちを表せばフーカちゃんとすれ違うこともなかったのでは~~~!!!? と思うシーンも多々多々多々。

けれどここはオズの魔法使いのブリキの樵のことを考えると、そういうところが彼の根幹の設定になっているので仕方ない部分ですね。

キリエ、カラミアと同じファミリーかつどちらも滑らかに思いを口にするので余計にその寡黙さが気になってもやもやとしてしまったのかもしれない。

スカーレットの直後に攻略していればきっと印象は違っていたと思う。

ただ、奥手ゆえに純な恋愛関係を見られたのはよかったです。ありがとう。

(自分のルートではフーカちゃんに手を出せないのに三角関係ではコロッと寝るのは面白かった。なんだそれは)

 

スカーレット

過去の男との回想ばかりを見せつけて嫉妬を煽る算段ですか? なルートという感想。そこについては置いておきます。

ショタ枠かと思っていたら育んでいく恋愛のピュアさが売りでしたね。

ただ幕間でたびたび出てくるハーメルンとの関係性に気をとられたので、スカーレット自身と本当にピュアで一途な恋愛はできましたか? と問われると悩むところ。

また、彼との恋愛の結末はどうやっても彼が大切にしているグリムファミリーでは2人一緒に幸せにはなれないというある種悲恋とも呼べるもので。

もう一方のオズファミリーで2人一緒に暮らす結末も、スカーレットにとって本当に幸福な結末だったのか? などと。

幸せは星の数ほどあるけれど、その最良の幸福への選択を彼は掴み損ねてしまいましたね……ここはハーメルンと同じ。

 

ハーメルン

真相を知った後の彼は本当にやるせなくてつらいです。

ソウがとった行動の結果、完膚なきまでに地に叩きつけられた被害者。

銃器など使わずに平和に幸福な日々を歩みたかっただけなのにどうしてこうなったのか。

やるせなくなる理由は、ソウはハーメルンの人生を壊してまでフーカ(ドロシー)を塔へと戻そうとしたのに、エピローグ以外ではハーメルンはただの無意味な犠牲者でしかなかったということ(エピローグでは一応意味のある犠牲者にはなれましたが)

いくつかのルートで幸福な日々を謳歌していた彼のことを知ってしまっていたがゆえに、ハーメルンルートの救いのなさが光る。

彼もまた悲恋が持ち味の攻略対象だったのだと、そういうことにしておきます。

私的、罪の重さによって決して救われるべきではないが、建前をかなぐり捨ててしまえば素直に救いが欲しかったキャラ第1位です。

 

ヘンゼルとグレーテル

ヘンゼルはポジティブで調子のいい妹想いな双子の兄、グレーテルはネガティブで過激だけど兄想いな双子の妹。

物語を進めるほどに2人の持つ可愛さが見えてきて、もともと双子キャラが好きな私にとって大好きなキャラになってました。

ヘンゼルについては、途中でなぜ彼は攻略対象ではないのか……? と疑問に思いましたが“妹想い”なところが彼の美点ですから、脇役としてしっかり世界を彩ってくれたことが嬉しい。

グレーテルについては、パシェのように仲良くはなれないことを嘆きもしましたが、1度だけほんの少しのデレの部分を見せてくれたことが本当に嬉しかった。

そのデレの少なさの原因の一つに、傍に大切な兄がいるから私がしっかりしなきゃ、こんな小娘に絆されてなるものですか、という彼女の芯の強さがあるように見えてそういうのが本当に好きです……。

互いを大切にしている異性の兄妹ってどうしてこんなに美しいのか。

それだけにエピローグで死にゆく様を見せつけられて最も心が抉れたのはこの二人でした。つらい。

 

 

ひとまず、長くなるのでその①はここまで。

 

つづく