キャンプ地

ゲームについて好きなように語る場所。ネタバレ配慮なし。

ステラ小冊子の方が100万倍甘い青春歌劇

高科更文のベストエンドを見終えたのでその感想。

思いついたことを順に書いてるので文章に全くまとまりがない。

 

初登場スチルのインパクトが強すぎるというだけで体験版の時からフミを攻略しようと決めていたのですが、正直、この√から遊んだことが正解か不正解かがよく分からない。

そもそも、高科更文という男は、クォーツにとっては演者として誰にも超えられない高い壁で。

その彼を超える若しくは隣に立っても負けないほどの華を持つ、という目標を持って挑む最終公演って、例えるならラスボスに挑むみたいなものだなと。

FE風花雪月を翠風からクリアしてしまった時の後悔と少し似ています。

まあ、他の√がどんな展開になるかは知らないし、立花希佐√が実質グランドフィナーレやラスボスや真相√みたいなものだとは思いますが。

 

高科更文という男

フミが初めから希佐ちゃんを女だと分かった上で接してくるキャラというのは共通設定なのでしょうが、そう考えるとすごい気遣いな性格の男だなぁと。

自身のことを、大人の視線を浴び続けてきたから気の利く子供だったと評していたのがそのまま成長後にも引き継がれているんですね。

秋公演の件や選択肢での好感度の上昇などを見るに、己の世界に新しい発見や、色や、わくわくするようなことを与えてくれる存在だからこそ希佐ちゃんをフォローする立ち回りをしているようにも見えた。

そういった存在になりえないのであれば、もしかしたら告発していたのだろうか……いやしていないかな……。

 

彼自身は天性の才と努力による実力に裏打ちされた自信を備えている。

かといってできない者を見捨てるのではなく手を差し伸べられる人間で。

初めからできる天才型人間より、雑草魂のある人間も好きそうだなと思う。

とはいえ、希佐ちゃんが凡庸で名のある役も貰えないような才しかなければ切り捨ててそう。

イレギュラーな存在も好ましそうではあるけれど、クラス優勝に拘る彼が足を引っ張る存在を許容するようには思えない。

あとは、希佐ちゃんが女を隠そうという努力を見せていなければ眉を顰めていそうだなと。

まあ、ここまで全部妄想であって、希佐ちゃんは立花継希と同じ天才だし何を言ってもたらればに過ぎませんが。

 

ユニヴェール公演

そもそもフミ√だからジャックエースとアルジャンヌとして二人とも主役を張ったんですかね。

シナリオを見るに、希佐ちゃん+六人分の物が用意されているので変わりそうではある。

ただ、音ゲームービーは全√固定っぽいので、果たしてどんな変化があるのか……。

他の√でもこの二人が主役を張るのだとしたら、本当に、別の√からやればよかったと思わずにはいられない。

そんなことを言っても、もう仕方がない。

 

央國のシシアの役は自分自身を映す鏡、ということでシナリオを見返してみました。

シシアがキルツェに憧れて入団志望するところなど、クアトラ人ということを隠してまで入団するのが正に希佐ちゃんそのものだなぁと。

この辺りはどの√でも共通設定になっていそう。

クリスマスに己の性別を明かすのであればネジにも明かしていそうですし、ネジはネジでフミのように勘が鋭そうなのでバレていそうだなとも思う。

あとはアドラがシシアに指導してそれに必死についていこうとするところもフミと希佐ちゃんそのもので、台詞を読むだけで彼らの青春を想起させて目頭が熱くなる。

ネジは本当に仲間のことをよく見ていて、それに沿った設定を創ったのだなぁと、こういうところでネジのマルチな才に脱帽せざるを得ない。

 

個人的にはオー・ラマ・ハヴェンナの方が性癖にぶっ刺さりシナリオで泣きまくったけれど、人によっては央國のシシアの方が泣けるなんて人もいそう。

流石に、希佐ちゃんがフミに「よくがんばったね」と声をかけるところは思わず涙ぐみそうになりましたが。

寂しがりやな二人が寄り添って永遠の眠りにつく、とかもシナリオを見返すとなかなかに性癖ぶっ刺さりで、もう一度見返したらオー・ラマ・ハヴェンナと同じくらい泣きそう。

シナリオ末尾のモノローグに後日談を書かれているのが央國のシシアだけなので、他の公演にもそういうのが欲しかったなと切に思う。

#ジャックジャンヌ 敬虔ならざる人の子よ、愛を、足るを知れ - 247の小説 - pixiv

でないと、オー・ラマ・ハヴェンナの後日談の幻覚を見てこんなのを書く限界オタクになる。

 

本編のこと

しかしまあ、何というか、ベストエンドを見た上でも彼らの物語にとって恋愛事は主軸にならないのだなと。

舞踏技能カンストすればグッドエンドの先を見れたので、さてどんなものが飛び出てくるのかと思えばあっさりとしていて、なんなら休日イベントの方が恋愛していて可愛かったですね。

個人的には稽古休憩中に希佐ちゃんが和菓子を食べているのを見て可愛い可愛いとフミが言っているところなど、希佐ちゃんがそれに恥じらうシーンで思わず海賊笑いをしてしまうくらい恋愛していて青春を感じた。

恋愛ものでは鉄板の看病イベントはさすがに恋愛してましたけどね。

 

このゲーム、選択肢が数か月後に影響を及ぼすことがザラで、夏合宿中に温泉に入るか否かを選択する時に入らなければスチルが見られず、√確定後の台詞もカットされるのが細かいですね。

初見では希佐ちゃんの安全を考えて入らない選択をとったら加斎くんのスチルが見られたので、それはそれで僥倖でした。

たぶん、これ加斎くんのトロフィーを得るにあたって必須なんだろうなと思う。忘れないようにしなければ。

選択肢ごとの展開を見たいのもありますが、フミ√を見返したい時にどんな風にセーブデータを分けたら便利かなと色々考えてみたところ、合宿初日、冬公演後、ベストエンドを迎えられる状態でのユニヴェール公演後の三つくらいかなと。

でも、好感度によって冬までの共通イベントにも何か影響がありそうで、いやそこら辺二次創作する時用に全部セーブ分けてぇ~~~って感じ。

共通用のは稽古初日と各公演後とで、それくらいにしておかないと収集つかなさそうなので、ほどほどにしないといけない。

スロット50は少ないし、縦連はちょっと見づらいので2列にしてほしかった。

 

今はこのくらいしか思いつかないけれど何かあったら追記してそう。

ここはメモ帳じゃないしフミのことあまり書いてないな。

人間ができている、公式公認のいい男って感じで最高でした。

 

おわり